2025年度合格者体験記
- H. M さん(古賀竟成館高校出身)
■ 昼間部/日本画科
【総合型選抜】
多摩美術大学 / 絵画学科 日本画専攻
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多摩美術大学の日本画に行きたいと高校1年生の頃から何となく思っていて、ですが私が通っていた高校は普通科で美術部も特段ちゃんとしてる訳ではなかったので入っておらず、そろそろ動いておいた方がいいかも…と思い武蔵美に進学した先輩に相談してフクビにたどり着いたのが高2の5月でした。
現役の時は家が遠かったため土日しか通えず、週12時間しか描く時間がありませんでした。
ここだけの話、週2しか会わないので先生達にもドキドキしてました。今考えたらちょっと面白いです。先生にもっと話しかけたら良かった!夏や冬の講習会で伸びた印象があるので、通えるならなるべく沢山通い絵を描く機会があればある程いいと思います。また、私は月曜日から金曜日は普通に高校があったため祝日しか休みがなく、中々ハードな受験期間を過ごしました。高校は勉強を頑張る!と特進科に入った意気込みを忘れて勉強から手が離れ、さらに中々画力に自信を持てずにずっと地に足が付いてない状態でした。ターゲットに的を絞り、英語の演習の時間を大切にしておけば良かったと後悔。
浪人生になってからは一日中絵を描けるので楽しかったです。一緒にいた友達のおかげもありますが、辛かったことは特にありませんでした。まあでも、辛くないと言ったらかなり嘘になります。ちゃんと辛かったです!過去の合格作品をみて、「ウオーー」とめっちゃ苦しみました!けど、浪人しちゃった…と思わずに割り切ってよしゃやるぞー 「今年は受かっちゃうな」 くらいに思った方がいいと思います。無駄なことはないので張り切って1枚1枚を積み重ねたらいいと思います。
私は絶対多摩美の日本画が良かったので、総合型選抜、もし落ちても一般、と2回チャンスができるように総合型を受けました。浪人期は最初から総合型の為のポートフォリオを意識しながら対策を兼ねた作品的な意味合いで毎日描いてました。作品が沢山あったのでポートフォリオの内容も充実させることが出来ました。持ち込み作品の50号を秋に描いている時も、色んな先生にアドバイスをして頂きました。自分に合った課題を出してくれますし、日本画に限らず油画やデザインの先生みんな親身になってくれたので、本当に心強かったです。フクビで良かったと思っています。とても感謝です。3年間ありがとうございました。
【やってよかったこと】
インプットをたくさんしたことです。浪人期はちゃっかり友達とめちゃくちゃ遊びました。気になったお店に夜ご飯に行ったり、1時間のお昼休みでそそくさとカフェに行ってコーヒーゼリーを食べたりしました。春は毎日散歩したし、夏は海に行ってちゃんと泳ぎました。門司港にも行きました。それからめっちゃ早起きして山笠見て、そのままデッサンコンクールとかもしました。カラオケも結構行きました。映画もめちゃ観たし、小説も時間があるとこで読んでました。
楽しかったです。浪人生活の息抜きはしっかりしました。毎日を同じにしない事がモチベーションに繋がったと思います。思わぬ所で「あ、これこの間のアレをちょっと引用して描いちゃおう」とかあるし。遊び過ぎた気もしますが。一緒に過ごしたのが同じ日本画の友達だったから良かったのもあるかも。もし浪人する場合は、浪人友達(ロニトモ)作ることを強くお勧めします。それか先生も話しやすいし、先生に絡むのもいいと思います。
それから、私的に大きかったのは自分の趣味嗜好のアイデンティティが確立したことです。この1年で顕著にハッキリしました。自分の好きなものがハッキリすると自分もハッキリしてくるっていうか、自分が作り出したわけじゃないんだけど、自分の好きなものがあるだけで何となく心をそれが支えてくれたりするから趣味嗜好のアイデンティティの確立、とてもいいと思います。とにかくインプットとアウトプット、自己分析!何でもしたいことをするべきです。これは決して怠けろということじゃなくて、やりたいこと、やってみたい表現技法、観てみたい映画、読んでみたかった本、行きたい場所!自分の心惹かれるものに素直になると良いと思います!それから周りへの感謝?(アハハ)(大真面目に)
- R. S さん(松陰高校出身)
■ 夜間週4コース/デザイン科
現役合格 【総合型選抜】
女子美術大学 / デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻
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私は高校2年生の時に美大を志すようになり、いくつか予備校の体験に行きました。フクビの体験会に参加した際にデッサンのポイントを丁寧に教えて頂いたため「ここにしよう!」とフクビに通い始めました。週2コースだったのでなかなかデッサンのコツが掴めず周りとの実力差に不安になっていましたが、フクビで出来た友達と励まし合いながら乗り越えていました。
高校3年生になり、進路を考えた時にもともと女子校に興味があった私は女子美に進学したいと思うようになりました。そして女子美の総合型選抜を受けることにしました。
私は自己アピール出来るような作品が少なかったため、ポートフォリオに載せる作品の制作から始めました。先生から沢山のアドバイスを頂き、とても満足のいく作品が出来上がりました。志願理由書も細かく添削して頂きました。
夏休みは1次審査に向けたポートフォリオの制作、そして落ちた場合に備えて一般選抜の実技対策も行いました。ポートフォリオの制作はパソコンを一切使ったことがない私にも分かるように先生が一から丁寧に操作方法を教えてくださいました。
実技対策は先生方から的確な講評と改善するための方法を教えて貰い、3年生の夏にしてようやくデッサンのコツが掴めるようになりました。
そして無事1次審査に通過し、2次審査の面接に向けての特訓が始まりました。
2次審査の内容は、課題作品の持参と面接、ポートフォリオや代表作品の持参でした。先生に勧められ「佐賀大学総合型選抜直前講習会」の面接練習にも特別に参加させて頂き、そこで自分がいかに緊張しやすいかを感じました。それも面接練習の回数を重ねていくうちに落ち着いてきました。女子美の場合は面接に作品のプレゼンも入っていたため、講習会が終了した後もデザイン科の先生がプレゼンの練習を行ってくださいました。講習会と同時並行で課題作品の制作とポートフォリオの作成を行いました。先生は何度も授業外の時間帯まで丁寧に見て頂き、そのおかげでなんとかポートフォリオと課題作品を完成させることが出来ました。本番も面接練習のおかげで緊張せずに受け答えが出来ました。
私の受験は先生方に助けて貰ってばかりでした。私のために沢山働きかけをして下さり、合格に導いてくださった先生方と夢を支えてくれた両親には感謝しかありません。あの時フクビを選んで良かったなと思います。本当にありがとうございました。
- F. H さん(福岡雙葉高校出身)
■ 土日12時間コース/油画科
現役合格 【総合型選抜】
広島市立大学 / 芸術学部 美術学科 彫刻専攻
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私は高2の夏にオープンキャンパスに参加した時点で広島市立大学への進学を心に決め、総合型を受けようと決めていました。にも関わらず、私がポートフォリオを作るという旨をお伝えしたのは9月に入ってからで、いきなり言い出して大丈夫だろうかと不安が一瞬よぎりましたが、先生は適切なアドバイスをしてくださり、私のこれまでの活動を表現するのにとても良いポートフォリオを作ることが出来ました。
ポートフォリオが完成してからは、1番不安だった実技試験、2時間の鉛筆デッサンにむけての練習に打ち込みました。普段6時間かけて描いていたデッサンを、試験ではその3分の1の時間で描かなければならないということにプレッシャーを感じていました。でも、先生からは時間内に書き上げることよりもきちんとデッサンとして仕上げることを大切にするよう教えて頂き、焦りを押え、「基本に忠実に」を意識して取り組みました。実際、試験では、これまで自分が行ってきたことが全てで、いかに普段通りに自分の実力を出すことが出来るかということが大切だったのだと思います。というものの、私は本番になって緊張のためか実技試験になって突然訪れた腹痛に泣きそうになりました。それでもこれまでの練習を思い出すことで、手を動かし、描きあげることが出来ました。(もしかしたらポートフォリオに載せていた過去のデッサンを見て判断されたのかも知れませんが)
また、面接練習も行っていただきました。これは高校とフクビと両方で見ていただきましたが、単なる受け答えの練習ではなく、自分が美術、彫刻に対してどのような考え、思いを抱いているのか・将来どうなりたいのかという、自分の考えを形成し、まとめる非常に大切なステップでした。
小論文は他の学部と違い、美術作品に対する自分の意見を述べるもので、作品から発想する力をつけることが大切でしたが、そういった参考書も特になく、自分で練習の題材を選ぶのでは偏りが出てしまいそうだったため、フクビでその対策をしていただけて本当に良かったです。
課題作品は高校で制作しました。時間が本当になかったため、朝早く登校し、早弁して昼休みも使い、放課後まで授業以外の時間をフルに使って制作しました。当たり前かもしれませんが、時間が無い時は自分にとって何が一番重要なのか、優先順位を明確にして取り組むことが大切だと思います。
振り返ると、全体的にいつも時間に追われているような受験でした。悩むこと、迷うこと多々あるかと思いますが、とりあえず早めに動き出す、ということをおすすめします。それから、練習の中で自身の実力の無さを感じて自分の進路がこれでいいのか迷う時は、その進路以外の道を辿っている自分を想像してみるといいかもしれません。私は自分の中に何度も不安が湧いていましたが、どうしても上手くこの進路以外の自分を想像することが出来なかったので、やはり自分はこの道を進むべきなんだと、進みたいのだと思い切ることが出来ました。実力がどう、などではなく、自分の「やりたい」という心に従えばいいと思います。
最後に、広島市立大学の総合型は、出願時にポートフォリオ、課題作品、自己推薦書の提出があり、試験本番に小論文、実技、面接とやることが多くありました。高校だけではとても準備、対策の間に合わない内容だったため、この合格は高校の先生は勿論のこと、フクビの先生方の手厚いサポートあってこそのものだったと思っています。本当にありがとうございました。
- T. Y さん(久留米高校出身)
■ 佐賀大学総合型選抜直前講習会 受講生
現役合格 【総合型選抜】
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース(美術・工芸)
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私は元々芸術系の大学に進みたく、佐賀大学の芸術地域デザイン学部を目指していました。しかし、運動部に所属していたこともありデッサンの練習をする機会が今までなかったため総合型選抜を受験することにしました。ポートフォリオの作り方が分からなくて悩んでいた時期にフクビの夏期講習会のポートフォリオ対策のことを知り、参加することにしました。ポートフォリオ対策ではPCを使用し、初めてでも丁寧に基本的な使い方を教えてくれたり、方法が分からなくても自分のしたい旨を伝えたらやり方を教えてくれるのでいろいろと自分でも試行錯誤しながら最終的には自分でも満足のいくポートフォリオを作成することができました。
さらに、その後実技対策のために参加した総合型選抜直前講習会では、毎週土日に参加し、過去問や創作問題のほかにも面接の対策をしたのですが、実技の方は初日は問題がどんな傾向で出されるのかや、模擬授業の中のどこが大事なポイントでどんな作品を作れば良いのかがわからなくて結局自分の満足のいく作品ができず不安になりました。しかし、講評の際の今回押さえるべきポイントや特に自分の作品はもちろん他の受講生の作品へのアドバイスも参考になることが多く、実際に回を重ねていく度に今まで教えてもらったことのメモや制作中に考えるべきことやアドバイスを踏まえていくことで、自分の納得のいく作品や大学側のやってほしい意図が何なのかを理解した作品が作れるようになり、上達をよく感じられました。
本番は今まで練習してきた形式とは形が変わっており練習の時よりもいろいろと手探りが必要な状況が多かったですが、それでも作品を制作する上で考えなければならないことは共通していたので、本番も講習で得た成果がかなり発揮できたと実感しました。面接練習も他の受講生と一緒に練習するので入試本番の面接よりも人数が多い状況でしたが、回数を重ねて行うことで緊張に慣れたり、上手い人を参考にすることもできるので、本番はほとんど緊張せずに迎えることができました。
最初は予備校で講習を受けなくともいけるだろうと思っていましたが講習を受けてみて、合格に必要な知識や技術だけでなく、ポートフォリオ対策でデザイン作成ソフトの使い方を知れたり、模擬授業を通して現代アートなどの芸術の面白さをさらに知ることもできたので結果がどうであれ受講していてかなりためになったなと思うことができました。予備校のようなものには今まで通ったことがなかったので最初は緊張しましたが、このように通っていて色々と良かったなと思うところが多かったので、同じように受講するかどうかを悩んでいる人がいればぜひ受講してみることをおすすめします。
最後に、ポートフォリオ対策から直前講習までの間いろいろと質問に答えてくれたり、丁寧な指導で支えて合格に導いてくれたフクビの先生方、本当にありがとうございました。
- A. A さん(筑紫女学園高校出身)
■ 佐賀大学総合型選抜直前講習会 受講生
現役合格 【総合型選抜】
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース(美術・工芸)
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【はじめに】
私は、高校3年生の9月から計2回、フクビの佐賀大総合型選抜直前講習会を受講しました。9月の初めから自宅や他の美術予備校で実技試験の対策をし始めましたが、周りの受験生に比べると出来の悪い作品しか作れず、自信をなくしてひどく落ち込んでいました。そのせいもあって、私は綺麗な作品を作ることに執着し、合格するための適切な試験対策が出来ていなかったように思います。
【実技対策について】
フクビの直前講習会で初めて、模擬授業から制作、作品のプレゼン、面接までを練習し、一緒に受講した受験生のみんなの作品を見たり、先生のご指導を受けたりして、大切なのは「模擬授業で受けたことをしっかり咀嚼して作品に落とし込むこと」だと学びました。その気づきを得てからは自宅での立体制作練習に加えて、佐賀や福岡の美術館に作品を見に行くこともありました。自分が素敵だと思った作品を自分なりに解釈してみて、説明文を読んだり更にインターネットで調べてみたりするだけでも、作品の意図や自分の考えを言語化する練習になったと思います。
【面接練習について】
フクビでの初めての面接練習では体調が悪くなるほど緊張しましたが、他の受講生の子が書いてくれた評価とメッセージに励まされて、2度目ではアドバイスしてもらった点を意識しながらハキハキと喋れるようになりました。フクビで緊張感のある大人数での面接練習をさせてもらったからこそ、本番ではリラックスして楽しく面接を受けることができたのだと思います。
【おわりに】
これから佐賀大の総合型選抜を受けようと思っている方に私から言えることは、美術に限らず目の前のすべてのことに全力で取り組んで、たくさん心を動かしてほしいということだけです。そういった経験が必ず役に立つと思います。最後に、たった2回ではありましたが、私はフクビの講習会を受けて本当に成長したと感じています。ご指導していただきありがとうございました。
- S. W さん(修猷館高校出身)
■ 土曜コース/佐賀大科
現役合格 【総合型選抜】
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース(美術・工芸)
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私が福岡美術学院に通い始めたのは、高校3年生の春のことです。受験までの間は技能向上よりも学力を重視していたため、福岡美術学院には週に1度通う形で通学していました。高校の先生には、私が受験する学部に詳しい方がいなかったため、福岡美術学院での学びは非常に心強いものでした。特に、総合型選抜の直前には実技の対策だけでなく、面接の対策もたくさん行っていただきました。
面接対策では模擬面接を何度も行い、質問に対する答え方や自分の作品についての説明を練習しました。最初は緊張してうまく話せなかったのですが、先生のアドバイスを受けながら少しずつ自信を持てるようになりました。特に、自分の考えをしっかり伝えることができるようになったことが面接本番での大きな助けとなりました。
総合型選抜の実技試験本番では例年とは少し違うような課題が出たものの、直前対策で学んだことを意識して制作することができ、自分の成長を実感しました。面接では、緊張しながらもこれまでの経験や自分の作品についてしっかりと話すことができました。担当の先生からのアドバイスを思い出し、自分の思いを伝えることができたことが何よりも自信につながりました。面接官の方々も私の熱意を感じ取ってくださったようで、和やかな雰囲気の中で進行することができました。受験が終わった後は結果を待つ日々が続きました。合格発表の日、ドキドキしながら結果を見て自分の受験番号を見つけた時は本当に嬉しかったです。福岡美術学院での学びが私を合格へと導いてくれたのだと心から感謝しました。
合格後は、これからの新しい生活に期待と不安が入り混じっていましたが、福岡美術学院での経験が自信となり次のステップへ進む勇気を与えてくれました。美術の道を選んだことは私にとって大きな決断でしたが、福岡美術学院での学びが私の人生を豊かにしてくれたと感じています。
入学後は、佐賀大学での学びを通じてさらに自分の技術を磨き、表現力を高めていきたいと思っています。美術の世界は広く奥深いものですが、福岡美術学院で得た学びが私を支えてくれると信じています。最後に、私を支えてくれたすべての人々に感謝の気持ちを伝えたいです。福岡美術学院での出会いが私の人生に大きな影響を与えてくれました。これからも自分の目標を実現するために精一杯努力したいと思います。
- S. A さん(修猷館高校出身)
■ 土曜コース/佐賀大科
現役合格 【総合型選抜】
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース(美術・工芸)
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私は高3の春から週1回のペースでフクビに通い始めました。進路については、悩みましたが最終的に夏頃に佐賀大学を受験することを決めました。
最初は一般選抜対策としてデッサンをしていましたが、夏からは総合型選抜の対策を本格的に始めました。まずはポートフォリオ制作に取り組みましたが、載せる作品が少なかったため、先生方のアドバイスのもと、載せられる作品を作るところから始めました。
総合型選抜直前講習会には参加できる日はすべて参加しました。かなり多くの回数に参加したので、回数を重ねるごとに実力がついていくのを自分でも実感でき良かったです。最初はうまくいかないことも多かったのですが、アドバイスを受けて改善を重ねるうちに次第に自信がついてきて、総合型選抜の受験当日も落ち着いて受験することができました。
「落ちたら一般選抜で頑張ろう」という気持ちで臨んだ総合型選抜ですが、学科の勉強を避けることができたので、個人的には非常に良い選択だったと思います。この過程を通じて、技術的な面だけでなく、自己表現や課題解決能力も大きく成長できたと感じています。
先生方のご指導のおかげで無事合格を掴むことができました。本当に感謝しています。
- S. H さん(福大附属大濠高校出身)
■ 昼間部/佐賀大科
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
<佐賀大学かささぎ奨学金 採用>
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私は共通テスト後の直前講習会から福岡美術学院に通い、一般前期日程で合格できただけでなく、かささぎ奨学生の採用もいただくことができました。このような結果となったのは、間違いなくフクビのおかげです。
実は私自身、高校時代は美術部でないどころか、美術の授業を受ける機会さえなかったため、右も左も分からない状態でフクビに通い始めることになりました。ところが、佐賀大学芸術地域デザイン学部の受験方法にはいくつか種類があり、自分に合った実技試験の内容を選択する必要があります。石膏デッサンや静物着彩など一通り試して、先生方にも親身に相談に乗っていただき、最終的には水彩による静物着彩で受験すると決めることができました。
着彩の経験は無かったため、最初は不安が大きかったのですが、先生方にアドバイスをいただき、練習を重ねる日々で、入試直前の1ヶ月間は自分でも驚くほど成長できたと実感しています。また、周囲の切磋琢磨できる友人らも私の大きな原動力となりました。どうすれば上手くなるのか悩み合い、休み時間には談笑し、心の支えにもなりました。そうしたフクビの友人らは、今では大学の友人となっています。
受験は自分との戦いなんて言いますが、私はそうは思いません。フクビで先生方や友人に出会えていなかったら今の自分はないでしょう。1人で悩まずに、周りの力を借りてみることが、きっと合格への近道です。
- F. K さん(筑前高校出身)
■ 夜間週6コース/佐賀大科
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
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私は中学の美術教師になるため、佐賀大を目標としてフクビに通い始めました。初めのうちは基礎的な卓上デッサンばかりで、幾何的な形が苦手な自分にはかなり苦痛であまり乗り気ではなかったです。
高校3年生の秋頃から始めた石膏デッサンは初めは形もろくに取れず、先生達からもらうアドバイスも理解できずなかなか上達しませんでした。
浪人生になってからまた、基礎からやり直し、石膏デッサンも練習し直し少しずつ上達していきました。本当に基礎って大事なんだなぁ...
目に見える努力というのも浪人時代のモチベーションになったのですが何より私の浪人時代を支えてくれたのは先生達です。親身に相談にも乗ってくれましたし、何なら雑談までしてくれたのでとても楽しい時間を過ごせました。(大学で先生達に会う機会が減ったのが寂しいくらいです。)
正直、私1人では合格は無理でした。周りの多くの人に支えられ、助けられ、教えられて合格できました。両親にも先生達にも感謝は尽きません。学んだことが多すぎて語りきれないのが残念です。
とにかく美術の予備校に行くのは人生においても貴重な経験になりますし、学ぶことが大いにあります。ぜひ一歩踏み出してみてください。最後に、先生方本当にありがとうございました。夢を追いかけられている今を作ってくださったことに改めて感謝します。ありがとうございました!!
- R. O さん(春日高校出身)
■ 土日12時間コース/佐賀大科
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
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私は高校1年生の終わり頃から芸術を学びたいと思い始め、佐賀大学の芸術地域デザイン学部を第一志望校に決めました。高3の頃は総合型選抜の対策をずっとやっていました。私は面接がとても苦手だったので、本番も失敗してしまい結果不合格でした。その後に受けた一般選抜の前期入試も結果不合格でした。
どうしても佐賀大学でしか学べないカリキュラムを学びたかったので浪人することにしました。それから1年間、静物着彩の練習をやり続けました。フクビの先生方のご指導のおかげでスピードも早くなって描写力もだいぶ上達しました。
そして前期入試本番、一年間努力してきたということを心に刻み込んで、先生方から教わったアドバイスを思い出して全力で取り組みました。しかし結果は不合格でした。
誰よりも沢山の枚数を描いてきて努力してきたはずなのに情け無く感じ、去年落ちたときよりも相当悔しかったです。合格発表当日はずっと寝込んでしまいメンタルに大きなダメージを喰らい諦めかけていました。
しかし、先生方から諦めないで最後まで突っ走ることが大事だと勇気づけられました。そして、後期入試の合格発表当日、なんと自分の番号があって嬉しくてずっと震えました。
私は何度も受験に落ちました。大事なのは諦めない心だと思います。それと、メンタルケアも大事だと思います。プレッシャーを感じて、慌ててしまうと絵にも影響が出てしまうからです。受験期は心を落ち着かせて過ごすのが良いでしょう。この2年間のおかげで私は成長できました。本当にありがとうございました。
- A. I さん(久留米信愛高校出身)
■ 日曜コース/佐賀大科
現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
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正直、今でも佐賀大に合格したのが信じられません。漫画家を目指してはいたけれどまさか本格的な美術系の大学に行くなんて考えてすらいませんでした。
それ以前に勉強にすら取り組まず毎日遊び呆けていました。なので中学の頃の私は、そのまま学内持ち上がりの短大に進学するつもりでした。ですが、中3の時その短大が急遽閉校。そんな行くあてがなく彷徨っていた私に佐賀大を勧めてくれたのが美術の先生でした。いくつかの予備校の無料体験に参加し、一番丁寧で雰囲気のよかったフクビに入学を決めました。
高3の春から週1で通い始め、少しずつ美術というものに慣れていきました。そしてすぐ迫ってきた総合型選抜。私は落ちたのであまりここでは話しませんが、1つアドバイスするならば「期待しすぎないこと」です。私は「絶対受かるだろ!」と思って挑み不合格でメンタルがボロッボロになりました。先生にも心配されました。ですがここで落ちたことにより一般選抜で「絶対受かってやる」と決心がつきました。
さぁここで皆さんに忠告することが1つ。それは【先生の提案は真面目に受け止めること】です。私は石膏デッサンがかっこいい!ザ・美大!と考えて、静物着彩を勧める先生の声に聞く耳を持ちませんでした。が、結果的に先生のアドバイスで着彩に変更し合格しました。本格的に着彩をし始めたのは2次試験の1ヶ月前からでした。それ以前は共テの勉強が間に合わなかったのでフクビはお休みし、家で死に物狂いで勉強していました。夏の頃の模試は5割台でしたが、後半の追い上げのお陰で本番は7割台をとりました。なので学科できちんと点を取っておくことも大切だと思います。
フクビの良いところは、個人に合った指導をして下さる所です。そのお陰で周りと比べず、自分の良さを維持して頑張ることができました。また歴代の合格作品が充実していることもポイントです!
でも1番は先生が優しい所です。試験前日には本番で気をつけることなどを書いてくれた手紙を一人一人貰いました。すごい嬉しくて試験直前まで見ていました。私が佐賀大に合格できたのは紛れもなくフクビのおかげです。「他人にはない自分だけの良さがある」先生から貰ったこの言葉は私の支えです。本当にありがとうございました。
- N. U さん(熊本 済々黌高校出身)
■ 直前講習会 受講生
現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
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私は中学生の時から美術系に進みたいと思っていたのですが就職できないというイメージや周りの人にどう思われるのか怖くてなかなか言い出せずにいました。予備校にも通いたかったのですが金銭的な理由で通えませんでした。
高校2年生の頃からなんとなく佐賀大に行きたいと思っていて、3年生の夏休みに大学のオープンキャンパスに行って総合型選抜があると知り、受けることにしました。最初は地域デザインコースの方に行こうと思っていたのですが、志願理由書を書いているときに「自分が目指してるものと違う、やっぱり大学でも美術をやりたい」と思い芸術表現コースに急遽変更しました。変更したのが出願締め切り間近だったのでポートフォリオの制作などとても困りました。そんな中、親が佐賀大の総合型対策をやっている予備校がある事を教えてくれました。調べて合格体験記を読んでみると自分と似てる人がいて福岡美術学院に通うことにしました。
結構ギリギリで入ってきたにも関わらずポートフォリオ作成などとても丁寧に対応していただき無事書類を仕上げることができました。出席や内申が悪かったせいもあり総合型は落ちてしまいましたが、対策授業で解いた過去問は最初は不安だったけどどれも面白くとても良い経験になったと思っています。
総合型の結果発表までは何も手につかなかったのですが結果発表後から次の一般選抜に向けて頑張ることにしました。まず私は共テ模試で全然点が取れなかったので共テまでは勉強だけしました。模試はだいたい家に持ち帰って3教科だけ何回もやりました。今年は国語と情報が簡単だったのもありますが最終的に点数を2割伸ばすことができ、なんとか後期まで挑める点数を取ることができました。
次に2次対策をすることになって地元熊本の予備校にするかフクビにするか迷いましたが、総合型でお世話になったのと、同じ佐賀大を目指している人が必ずいるということでまたフクビに通うことにしました。私は高校で美術部に入っていたもののあまり本格的な感じではなく、今まで石膏デッサンや静物着彩などはやったことがありませんでした。不安でしたがフクビの先生と話して静物着彩と石膏デッサンを1枚ずつ描いてどっちにするか決めることになりました。結果着彩になり、平日は高校の美術室で描いて土日はフクビに通う形になりました。
描き始めて最初は良かったものの受験日が近づいてくると周りの人を気にし出して全然上手く描けなくなってきました。今までデッサンなどしたことがなかったので、焦ることで大きさのずれなどがより酷くなっていたように思います。そこで脇目も振らず自分の絵に集中して描くことにしました。受験1日前でしたが、どうにか前の調子が戻ってきて本番も全力を出せました。このように直前の1週間は何かしらエラーが起きることもあるので連続で受講するのをお勧めします。そして前期合格発表の日、私の番号が載っていてとても感動したのを覚えています。
フクビで出会った友達も一緒に合格していてとても嬉しかったです。ここまで続けられたのは家族や学校の美術の先生、担任の先生、友達、親身になってサポートしてくださったフクビの先生方のおかげだと思います。本当にありがとうございました。
- W. F さん(福大附属大濠高校出身)
■ 直前講習会 受講生
現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 地域デザインコース
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私は、入試直前になってフクビの直前講習会に申し込みました。通常であれば準備期間が必要なところ、快く受け入れていただきすぐに対策を始めることができました。
今回受験した大学の実技試験は非常に特殊で、通っていた高校にも詳しいデータが残っておらず対策の方針がわからずに困っていました。しかし、フクビでは過去問を実際の制限時間で解く形式で対策を行いました。本番さながらの環境で練習を重ねたことで時間配分や解答の流れを体得することができました。特に、時間制限の中でどのように効率よく解答を作成するかを考える習慣がついたのは大きな収穫でした。
また、フクビでは「NG解答」と呼ばれる、絶対に避けるべき解答例についても指導していただきました。実技試験では、独自性やアイデアの面白さが求められますが、方向性を誤ると大きな減点につながることもあります。NG解答を知ることで「やってはいけないこと」を明確に理解でき、安心して解答を作成することができました。さらに、実際に合格した人の解答例や作品を閲覧できたのも大きな助けとなりました。合格するためにはどのようなポイントが評価されるのか、具体的なイメージを持ちながら対策を進められたのは非常に参考になりました。自分の解答にどのような工夫を加えればより良くなるのかを学ぶことができました。
フクビでは、一人の先生だけでなく複数の先生方に作品を見てもらい、さまざまな視点から指導を受けることができました。そのおかげで、自分では思いつかなかった新しいアイデアや興味を引くための工夫を学ぶことができました。試験では単に正解を出すだけではなく、いかに相手に伝わるかが重要です。客観的な視点を取り入れながら自分の考えを整理し、より魅力的な解答を作れるようになりました。
結果として無事に合格することができました。フクビで学んだことは試験対策だけでなく今後の創作活動や問題解決の場面でも活かせると感じています。短い期間でしたが充実した指導をしていただき本当に感謝しています。
- R. J さん(筑紫女学園高校出身)
■ 夜間週4コース/日本画科
現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
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私が美術の道に進もうと思ったのは、中学3年生のとき、美術の先生に勉強が苦手だけどいい大学に行きたいとわがままをいったところ「予備校の体験に行ってみない?」と声をかけられたのがきっかけでした。それから体験に行って、静かに絵に向き合っている受験生たちの姿を見て、「私もここで絵を描いてみたい」と思いました。高校に入ってから少しずつ予備校に通い、日本画を選びました。想像力で自由に描くよりも、見たままを丁寧に描くほうが自分に合っていると思ったからです。でもそのぶん、日本画は観察力や構成力が求められて、思っていたよりずっと難しく感じました。
そんな中で出会ったのが、日本画の宮下先生です。とても丁寧に指導してくれて、少しでも良くなったところを見つけてすぐに褒めてくれる先生でした。私は単純なので、褒められるとやる気が一気に出るタイプです。「また褒められたい!」と思って、どんどん絵にのめり込んでいきました。
私は昔から飽き性で、何かを長く続けるのは苦手でした。でも、絵だけはなぜかずっと続けられました。デッサンも未経験だったのに続けてるうちに石膏デッサンが楽しくて、時間を忘れるくらい集中できました。勉強はずっと苦手で受験期に入ってもなかなか切り替えができず、共通テストは4割という結果でした。佐賀大学を受けるかどうか本当に迷ったけれど、ここまで絵を頑張ってきたから自分を信じて受けてみようと思って挑戦しました。
入試では、私が石膏デッサンを描く中で何回か練習してきた組石膏が出て、本番もいつも通り落ち着いて描くことができました。描いている途中でこれは結構いい感じかもと手応えもありました。合格発表の日、ネットで番号を確認するのはすごく緊張しました。でもどこかで「もしかしたら本当に受かってるかも」と思っていて、実際に自分の番号を見つけたときは、嬉しくて何回も見直しました。これからは佐賀大学で、自分にしか描けない表現を見つけていきたいです。絵が好きという気持ちを信じて行動すれば、ちゃんと前に進めるんだと感じた受験でした。
- T. S さん(福大附属大濠高校出身)
■ 昼間部/油画科
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
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私は一浪して、佐賀大学芸術地域デザイン学部に合格しました。現役の頃は美術の道に進む覚悟がまだなく、美術の勉強もしていませんでした。本格的に美術を学び始めたのは一浪してからです。
絵の描き方も基礎も分からない状態からのスタートでした。初めたばかりの頃は何もわからない状態だったので周りとの実力の差を感じることはありませんでしたが、だんだんとデッサンや構図の知識を身につけていくと、周りの人たちが遥か先を行っているように思えて不安と焦りが出てきました。
さらに絵の「描き方」を学んでくると上手くはなりますが、その描き方に縛られてしまうことがあります。学ぶと同時に絵の楽しさを感じて描くことがこの一年を通して一番難しかったなと今では思います。
また、指導を受ける中で、自分に合わないと感じる指導方針や課題の進め方がありましたが、それをどう伝えるべきか迷い、しばらくは抱え込んでしまっていました。あるとき自分の考えを伝える機会がありました。そのとき自分は誤った伝え方をしてしまいましたが、先生はその意見を真摯に受け止めてくださり、授業の内容にも反映していただけました。この経験を通して、気になったことや不満に思ったことは早めに共有することの大切さを実感しました。
この一年間は、結果だけではなく、過程においても多くの学びがありました。美術の基礎をゼロから始め、最初は思うようにいかないことが多かったですが、時間をかけて着実に積み重ねることで、少しずつ自分の力を感じることができました。また、先生とのコミュニケーションを通じて、自分の意見をしっかり伝える大切さを実感しました。結果として合格を果たすことができましたが、この一年の経験が今後の自分にとって大きな財産になったと思います。