東京芸術大学 合格者体験記

福岡美術学院からダイレクトに東京芸大に合格したみなさんの先輩です。
無料体験入学等で、他の予備校と比較してみて下さい!実感してみて下さい!!

2021年 油画専攻合格
上村 唯夏(博多青松高校)

  フクビには高一のときから通ってて、学校では勉強も割とまじめにやってたし、結構自信あったのに、現役では本番でビビり散らかして一次落ち。その後一年間の半ニート生活を経て心の余裕を得、落ち着いて受けたら合格できました。

やっぱり自分を追い込みすぎずに、たまには遊んだり、絵じゃない他のことに熱中する時間があってもいいと思うし、自分のペースで頑張るのがいいんじゃないでしょうか。

2017年 油画専攻合格
正化 良(西南学院高校)
現役合格

  私がフクビに通い始めたのは、高校三年生の春からでした。それまで何度か無料一日体験や講習会などを受講しましたが、進路を美大に決める事が出来ませんでした。自信がなかったんですね。ですが、考えた末、自分が大学で学びたいことは『絵画』、それだけだと気付き、「やれるところまでやる」と自らを奮い立たせ、この道に足を踏み入れました。

 通い始めの頃は、まわりにいる人たちがみんな猛者に見えて、正直恐ろしかったです。私はここにいていいのだろうか?なんてくだらないこと考えたりもしました。でもやはり自分は絵が好きだったのでそんな思いもいつの間にか消え去りました。

 そんなこんなで順調に描いていたのですが、年を明けてから体調を崩し休みがちになりました。気温の変化だけでなく、精神的にも負担を感じていたのでしょうか、今となってはよくわからないものです。ですが、なんとか前向きに捉えて落ち着いて試験を受け、私は大きなチャンスをつかむことができました。ここまで私を送り出してくださった先生方、ありがとうございます。今僕は倖せです。

2016年 日本画専攻合格
川口 富裕実(九州高校)

 私は中学3年生の時に初めてフクビに来ました。 今思い返せば当時の私は何も分からない状態だったけど絵が好きだから描きたいんだ、という純粋な気持ちで描いていた記憶があります。それが年を重ねるごとに「こうでなきゃダメだ」「こう描いた方がいいんだ」と言った自分の絵を抑制するような考え方をいつの間にかしていたなと思います。 藝大の日本画の試験では、目の前にあるモチーフを描くという課題が殆どなので、そのままを写し取るのだから自分の表現を殺して描かなければならないという勝手な固定概念にかられてしまったのもそう考える原因だと思います。そのせいで全てに対して否定的になってしまい自分でも何が分からないのか分からない。と言った状況になっていました。

  2浪目の入試2週間前、絵を描くのが嫌い、描きたくない、自分が何を描きたいのか、何の為にやっているのか分からない、となる程、極限まで追い込まれてしまって東京から福岡に帰ってきた時は試験にも前向きになれず今年も無理かもしれないと毎日泣いてばかりいました。だけど自分を無理やり飾り立てた絵を描くのではなく、目の前にあるモチーフとの対話を通して自分が感 じた事を素直に純粋な気持ちで描き出す、という私の中で1番必要としていたであろう「初心に戻る」という答えに気づき、試験前最後の数枚を気持ちを込めて描けて、初めて受験の絵を心の底から楽しいと思えたのがとても印象に残っています。

  試験の日はこれまで毎年緊張してこなかったのに今年は緊張していて不安だったけど探していた答えを見つけていたお陰もあり、楽しみながら全力で挑む事が出来ました。 私のフクビで過ごしてきた日々はこれまでの私が生きてきた中でとにかく思い通りにいかなく、 とても悩んで、とても不安で、好きな事を極めるという事の辛さを経験した反面、人から支えられて成長出来ていく事を実感した日々でもありました。 大学入ってからも、これよりもっと辛い壁にぶつかると思うけど、フクビで学んだ事を忘れないようにして頑張っていきたいです。 本当にお世話になりました!

2016年 先端芸術表現科合格
K.Kさん
現役合格

 私は先端芸術表現科には中学2年生のころから行きたいと思っていた。初めは「先端芸術表現科」という名前と科で行われていることにひとめぼれしたのだった。  幼いころから絵は描いていたが気づけば絵だけでおさまりきれなくなっていた。高校生活の中で体育祭や周囲の人と関わりながら制作をするようになり、だんだんモノをつくることからコトをつくることにシフトしてきた。熊本からフクビに通ったのもこの頃でした。

 また、制作しているうちに地元に貢献する作品をつくりたいと思うようになってきました。高校の行事にあわせて作品はつくりつづけ、自分の分身として作品を作ってきたのは、自分の分身が何百年も生き続けてもらいたいというのが作品づくりのモチベーションにあるからです。

 そして、フクビで私大油絵科を受験しながらのファイルづくり。一次試験は4年後の自画像ではあったが予想通りの自画像が出題されて合格。フクビで描き方はマスターしていたので自信をもって取り組めた。二次試験の総合問題ではいままでやってきた自分の分身、「人形」が出題された。内心受かったかもしれないと思ったが、面接では守りに徹するように言われた。衝動を抑えきれず無言のパフォーマンスを決行してしまった。

 その評価は上々であったようで、結果は合格掲示板に自分の番号を目にすることができた。その瞬間、しばらく泣いてしまった。誰ひとり知り合いのいない会場で合格袋を手にして、周りにいただれかに撮ってもらった、泣きはらした顔写真が良い思い出になっています。

2014年 先端芸術表現科合格
植田 万智子(久留米大附設高校)
現役合格

 私がフクビに通い始めたのは高校1年生の時で、「表現者になりたい」という漠然とした思いからでした。当初はデザイン科コースに所属していましたが、講評で先生方のアドバイスを受け、そこで求められていることと自分のやりたいことの間のズレに気づきました。悩みながらデッサンを続けていた高校2年生の時、私は以前から存在だけは知っていた「先端芸術表現科」について調べてみることにしました。先端の、メディアも自分で見つけ出していくという自由さと、教師や仲間と共に学んでいくことができる体制に惹かれました。「ここで表現について学び、その可能性を追求したい!」それこそが私のやりたい事だと確信し、受験を決めました。3年生からファイル作りを始め、先生方がたくさんのアドバイスをくださったり、友達が相談にのってくれたおかげで、私の作品は自己満足から脱出できました。
 フクビで制作に大切なのは「自分のやりたいことが、思い通りに見る側に伝わっているか確認すること」だと学べました。それはどの科でも通じることなのではないかな、と思います。 私の受験は、多くの方々の支えで成り立ちました。お世話になった先生方、友達、家族に感謝します。

2012年 先端芸術表現科合格
日田 七恵(福岡中央高校)

 高3の春から合格までの2年間、日本画、油画の双方に在籍しました。絵を描くことが好き自体を諦める気は毛頭ありませんでしたが、本当にこの先の見えない生活を続け、何浪してでも美大に行きたいのか、と自問する度に首をひねっていました。

 将来続けていきたいものは果たして本当にこれなのか、日本画でなければ、油画でなければいけないのか、と考えると「いや別に」と思ってしまう。絵画について学びたいし巧くなりたい気持ちはあるのに、なんかしっくりこないという状態が続いていた時に、先端芸術表現科に出会いました。表現にあうメディアを自分で選ぶところから始め、何を使って何をやってもいいというところに惹かれ「ここに行きたい!」と思い先端を受験することに決めました。

 志望を変更して9月からのスタートと遅めでしたが先生方にアドバイスをいただきながら楽しんでファイルづくりをすることができました。最後にアドバイスかどうかもわかりませんが、予備校に入るならまず色々な科を経験してみる事をお勧めします。一口に美術と言っても表現方法も多種多様です。どんな経験も肥やしになりますし、その中で自分が作りたいものをじっくり見定めることが大切だと思います。自分にあった大学や進路を見つけて楽しく頑張ってください。

2010年 日本画専攻合格
木下 武(八幡中央高校)

私がフクビに通い始めたのは、高校3年の夏頃からでした。それまでに講習会などでフクビに顔を出すことはありましたが、自分はどうも尻の重い性分なものでしたから、なかなか通い続けることをしませんでした。時期も差し迫り、土日くらいであればという考えから、土日コースでフクビに通うことにしました。通いはじめのうちから、フクビの先生方が懸命になって私を指導してくださったことを覚えています。デッサンや着彩の指導はもちろん、毎日学校でもトレーニングできるように練習内容の提案もしてくださりました。私も高校の放課後の時間を使い、フクビの先生方から言われたことを念頭に日々画用紙やモチーフと向き合っていました。フクビで習得させていただいたのは、単なる実技のマニュアルなどではなく、作品をつくる上で持っておかなければならない、何よりも大切な意識でした。芸大に合格するために描くのではなく、丁寧な観察やその観察を通して得た感動を表現し、伝えることが重要なのだと思い知らされました。最後になりましたが、日頃から私を支えてくださった両親に礼を言うとともに、今一度、お世話になったフクビの先生方に深謝します。

2010年 先端芸術表現科合格
森 奈々(福岡雙葉高校)

 幼稚園以来、受験を経験したことのなかった私は、安易な気持ちで芸大の先端だけを受験することに決めてしまいました。現役と1浪のときは受験から逃げてばかりいました。 2浪が決まったとき、何が良いのか多少分からなくても引きこもって悩むのでなく、とにかく身体を動かすということを目標にしました。たとえば、積極的に展覧会に出かけたり、いわゆる街おこしのプロジェクトに参加したりして、そういった記録を残しておくようにしました。
 それらが積み重なっていくうちに目の前に起こるすべてのできごとが自分の制作に当てはめて考えられるようになりました。入学してみてわかったのは、芸大の先端芸術表現科には様々な分野の教授がいるので、都内の予備校でパターン化された指導より、各科講師の意見を聞けるフクビの方が役に立ったのではないかということです。
 今こうして自分がここにいるのはフクビのおかげです。どれだけ受験でキツいと感じても時間が経ってしまえば楽しい思い出になります。福岡から合格できて本当にうれしいです。芸大の同級生たちは一生の財産です!

2009年 デザイン科合格
田中 慶(福岡中央高校)

フクビの夜間部に通うようになったのは高三の春。それから2年間とにかくフクビの毎日でした。それはいろんな人に刺激され、とても充実した時間だったと思います。特に浪人の一年間はアトリエがより福岡の中心地に移り、本屋やインテリアショップなどに寄りやすくなることで、受験という事に対して冷静になれた良い一年間だったと感じています。それらの見てきたものや、フクビで知った制作の楽しさを大学の四年間とその先にも繋げて行きたいです。二年間ありがとうございました。

2008年 工芸科合格
與 奏一(泰星高校)

・好きなことやるんだからやらされてると思わずに楽しんでやること。
・課題ごとに自分なりの課題をもうけてそれをしっかり克服しておくこと。
・適度に息抜きすること。
・先生方といろんな話しをすること。
・人の作品をよく見て良いところ悪いところを自分なりに探して自分の作品にも照らし合わせてみること。
・最後のツメこそが大切なので、途中で諦めたり、気を抜いたりしないこと。

2008年 工芸科合格
古賀 真弥(八幡中央高校)

受験勉強を始めた高3の頃、上手くないと受からないと思い込み、浪人生に負けないようにと色々な本を読み、描き方や見方を徹底的に勉強しました。その結果、中途半端な技術ばかりが身についてしまい、描き方ばかり気にして、モチーフを観察するという一番大切なことができなくなりました。浪人が確定してまず決めたのは、自分から逃げないということでした。できないことができるようになるまで努力し、講評で言われたことは素直に聞き、その意味を考えて次の作品に活かす。できあがった作品に満足しないでさらに努力する。そして、なによりもモチーフをよく観察する。以上のことを心掛けました。うまくできず辛い時期もありましたが、毎日福美に通い、決して諦めないという姿勢が合格につながったのだと思います。さまざまな助力をいただいた先生方、影響を与えてくれた仲間達、そして何も言わずに僕を信じて浪人させてくれた両親。それらすべての人々に感謝して、これからも頑張っていきたいと思います。

2008年 油画科合格
寄河 克哉(大矢野高校)

愛知県芸油画科に進学後、成績開示で東京芸大A 判定合格が判明。
高校を卒業して、これからどうしよう…と思ってたときに、新聞の隅の方にあったフクビの広告を見て、大した理由もなく予備校をフクビに決めました。ほぼ浪人してから絵を学び始めたので、最初は何をやったらいいのか分からず、課題が出されてもなんとなくやっていたことが多かったと思います。しかし、講師らの助言もあり、少しずつではあるけど、自分のやりたいこと、自分の体質が分かってきて、それをどう画面に表現するかということだけを考えるようになりました。それでも失敗は続きましたが、最後の試験では納得のいくものが描けて合格することができました。結局、三浪したけれど、良き講師のもとで三年間学べたことはとても大きく、そのおかげで今の自分がいると思います。もともと理由もなく決めた予備校でしたが、そこには良き講師や良き仲間、そしてライバルとも出会えて、天神やその周辺にある美術館やギャラリーも近くにあって…。今ではフクビで良かったと心から思っています。

2008年 油画専攻合格
仁田原 誠(九州高校)

僕の浪人時代の勉強態度は描き方、見方だけで、「考える」ことが欠けていたと反省しました。芸大に合格できたのは自分の描きたいものが描けて、出題に上手く答えることができたからだと思います。作品のアイデアは簡単に出てくる訳ではありません。自分の描きたい物だけを描いても駄目だし、課題のままありきたりな物を描いても仕方がないのです。発見やアイデアは案外身近な所にあります。ひとつのことにとらわれず、一度自分自身を見直してみることが必要です。予備校は技術や考え方を学ぶ所ですが、それと同時に予備校で色々な発見をして欲しいと思います。自分の気になることには必ず意味や理由があります。それを大切にしながら自分の絵を追求して下さい。

2007年 油画専攻合格
田中 孝広(唐津東高校)

僕はこうして二浪で合格することができたわけですが、正直言いますと一浪目はほとんどダメ人間でした。バイトをやりながらつらかったのは確かなのですが、それを言い訳にして絵を途中で投げ出したり、半端に学校に行かなかったりと逃げていました。そんな感じだったので、一浪目は一次試験さえも受かることなく、終わりました。そして、二浪目に入る前にフクビの講師に「自分から逃げてる」と喝をいれられ、たしかにそうだと思い、粘り、最後まであきらめずにがんばりました。休むときは休み、やるときはやる、と自分の中でめりはりをつけ、体調管理もしっかりやりました。すると、それが功を奏したのか、晴れて合格することができました。僕がこの2年間で学んだのは、絵の技術もそうですが、何よりも自分自身と向き合い何事もあきらめずにしっかり自分の頭で考えてしっかり行動する、ということでした。2年間本当にありがとうございました。

2007年 油画専攻合格
用松 元幸(九州高校)

趣味に没頭する、街で朝まで遊ぶ、女の子と付き合う…同世代の友達が普通に過ごしている時間が、単純に羨ましい時があります。でもいろいろ手をつけてしまうと、一つのことは成し遂げられません。結局、半端な時間を過ごしてしまいます。自分は音楽をやっていましたが、音楽のときは音楽、絵の時は絵と、割り切ることで、逆にすべてのことがつながってくると気づきました。何が正しいかなんて知りませんが、半端だと何も見えてきません。受験生活で目標があれば、一念の使い方は自由だし、とにかく、不満や悩みがあるなら、くだくだ言う前に行動すると、単純にで解りやすかったです。こうして自分は今大学に在籍することができました。

2006年 芸術学科合格
中尾 真希子(八幡高校)

福美に入って1年半は日本画科、その後芸術学科へ。私の場合実技から理論への志望変更で、慌ただしい思いをしました。転科は絵を描き続けているうちに次第に自分のことが客観的に見えてきた結果でした。悩んだ挙句、真に目標を見つけてからは迷いもなく勉強に専心でき、何とか合格することが出来ました。何事も達成する為には、自分が何を望み何を目指すのかをしっかり見定め、壁を破ることが必要です。後は努力あるのみです。

2006年 油画専攻合格
大屋 和博(八幡中央高校)

福美での1年間、努力は惜みませんでした。遅刻、欠席は殆どなく途中で絵を投げ出しもしませんでした。そのように浪人生活を送れたのも熱心に指導して下さった講師の方や一緒に競いあい励ましあった仲間等多くの人の助けあっての事です。頼れる講師、集中出来る環境、腹をわって話せる仲間、福美では受験勉強の枠を超えた多くの事が学べます。そうして常に上を目指す事が出来た結果、今ここにいられるのだと実感しています。福美で得た事は今後の制作の大きな糧となります。本当に多くの事を学べた1年間でした。
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